卒業後勤務に就いたのは病院の栄養科。給食管理業務全般を担当しながら、仕事に必要な「病態と食事」に関する勉強に取り組みました。そのおかげで、管理栄養士国家試験にも一発合格できました。そして、次に勤務した会社で公認スポーツ栄養士の資格を取得。その頃にはスポーツ栄養分野の認知・期待も高まり始めていました。
スポーツ栄養士として活動を始めたのは次の転職先。スポーツチームのサポート、大学の講師、中学・高校生への食育指導などを経験しました。ここでの9年間は、私に多くの成長と変化を与えてくれました。「スポーツを基盤とした栄養指導」以外の分野にも目を向けるようになったのは、この間の経験の結果です。スポーツ選手や一般の人たちと話をしていて、「食に対するネガティブなイメージを持っている人が多い」ことに衝撃を受けました。もっと幅広い分野に関わりたいという思いからフリーランスになることを決意。現在は講演以外にも、行政の食育委員会活動、健康情報誌への執筆など、多忙な毎日を過ごしています。